藤沢市 生活援護課 様 2024.12.12

預貯金照会電子化への対応は ❝照会依頼をCSVで作って終わり❞ じゃない。 情報が電子データ化されることに着目。         PiMSはその優秀な管理ツールとして採用を決定

 

藤沢市 生活援護課 様

藤沢市は、東京からほぼ50キロメートル、神奈川県の中央南部に位置し、周囲は6市1町(横浜市、鎌倉市、茅ヶ崎市、大和市、綾瀬市、海老名市、寒川町)に囲まれ、南は相模湾に面し、おおむね平坦な地形をしています。
 JR東海道線で東京まで約50分、横浜まで約20分の位置にあります。
(参考情報_2023年度ベース)
人口約45万人
保護世帯数約4,500世帯
保護率約1.28%

QPiMSのシステムデモンストレーションをさせていただいたのは令和4年の夏ごろでした。その頃の電子照会の検討、PiMSの検討状況を教えてください。


令和3年度に税の滞納整理部門がpipitLINQを採用しました。それを知って生活保護法第29条の調査でも電子照会を始めたいという意見が出てきました。pipitLINQの導入と同時にPiMSを導入することにしましたが、北コンさんの生活保護システム「ふれあい」を使用しているので、同じベンダさんのPiMSを検討することにはスムーズな部分がありました。

Q生活保護システム「ふれあい」から出力した対象者をPiMSに取り込んで・・という運用などをイメージされていたと思いますが、PiMSそのものにご期待いただいていたポイントを教えてください。


PiMSの中でデータの確認が行える点ですね。情報を見返すことというシーンがあるだろうと考えていましたので、電子データの管理ツールとして期待していました。1か月に発生する申請数に対し対象者の複数の住所×複数の金融機関先となります。


Qかなりの情報量になるわけですね。一つのお名前に対して複数の住所の組み合わせを照会する。場合によっては旧姓など複数のお名前分照会することがあるかと思います。それだけあると、回答情報の確認にPiMSを役立てていただけそうですね。


実際、照会対象者のものではない口座情報が回答されてきたこともありました。当市では一定数をまとめて照会していますから、回答も一定数あります。回答スピードも速いですからツール(PiMS)は役に立ちますね。


Q実際にPiMSを利用してみた感想と運用を教えてください。


pipitLINQと同時導入したわけですが、pipitファイルを正確に出力できることが一番ですね。加えて、金融機関ごとに適切な照会依頼手段で出力できることが便利です。

当課の運用では、保護申請者をふれあいに登録し一定のサイクルでまとめて出力します。出力した対象者をPiMSに取り込んで電子照会ファイルを作成しますが、この作業はLGWAN接続端末数の関係から2名の職員で行っています。電子照会によって本人が忘れていた預金が見つかり、保護決定前に預貯金の有無による保護の要否判断ができるケースが以前よりも増えました。このおかげで返還の仕事が減り、電子照会の効果を感じています。

PiMS内に蓄積された照会結果をCSVやPDFで出力することが出来るため、必要に応じた動きができることも(紙決裁と電子決裁が全国で混在している状況があるため)良いと思います。


Q実際にPiMSを利用してみた感想と運用を教えてください。


・生命保険会社の電子化が進んできた時点でPiMSが対応してくれると嬉しいです。

・DAIS向けの照会に無制限プランがあると嬉しいと思います。

・対応できる金融機関が増えることで、事務の効率が一層進むと考えています。

ご意見いただけてうれしく思います。またご意見を聞きにお伺いさせていただきます。ありがとうございました。